2010年4月6日火曜日

取材の基本(中学生に教えてたこと)振り返り






<<キャリア教育支援「職場体験」JOBJOB冊子の制作>>
説明
世田谷区立砧中で「取材の仕方」講座。昨年の東深沢中学校につづいて。
キャリア教育支援「職場体験」JOBJOB冊子の制作

2年A組 高下先生 (インタビューデモ:Q子どものころの夢は? A電車の運転手)

<インタビューの基本>
・はじめはいやだな、怒られそうだな、嫌な顔されるかな、取材断られるかな、電話する、アポ取る、だんだん信頼を得、親しくなる、電話したくなる
・共通項を見つける。共通点、共通話題。
・事前に:店に行く、店のものを食べる
・何がスキか、何に共感したか

<デジタルは”行き当たりばったり”を肯定してしまう>
・【結論】写真は10枚以内にしよう。
・目的を持って取材、撮影。
・取材前に「何を伝えたいか」明確に。最低限の写真を撮影。なんでもとればいいというものではない。
・フィルム時代はフィルムは高価なもの。撮影する前に被写体を吟味する。本当に伝えたいものを吟味する。
・間違えたら消せばいい、いらないものは消せばいい、とは教えないで欲しい。一つ一つのシャッターを意味のあるものに。
・準備すること、段取り、皆で知恵をしぼって積み上げて行くことが大切。
・そのプロセス、準備、みなで喧々諤々と議論すること、本当に伝えたいこと大切なことを精査していくことが大事、そして楽しい。

<インタビューは相手との勝負>
・自分の知っていることで勝負しよう。
・いろいろ種をまき、リアクションや顔色を見て、相手との共通話題を探す。自分の得意分野に勝負(インタビュー)を持ち込む。
それが共通話題で共感できるものであれば、そこで盛り上がるはず。そこで信頼関係を築けるはず。
・広い質問から狭い質問に絞り込んでゆく。

<取材相手も私から何かを得ようとしている>
取材とは得るばかりではなく、与えることもたくさんある。
自分の考え、感想、気持ち、普段思っていることをぶつけてみよう。
きっとそれが相手の商売(活動)に生かされる。あなたの意見は、あなただけのもの。とても貴重で価値のあるものです。
自信を持って・・・。

型にはめるやり方をしても子ども達はのってこない



自分主体でやれなかったものに、子ども達は憎しみだけを覚える
プレーパークの小屋。高い屋根から飛び降りようとする子どもに
背中を押してあげても、その子どもは達成感を得ず、憎しみだけを覚える。自分の意思で飛んだわけではないから・・。




文:中山マサオ